列の型変換
Convert Column Types タブでは、列のデータ型を変換できます。文字列を数値に変換したり、日付形式を変更したりする場合に使用します。
基本的な使い方
型変換タブを開く
- Data Table タブを開く
- 列ヘッダー右端のメニューボタン(︙)をクリック
- Convert Column Types を選択
変換を設定する
- 左側の設定画面で、変換したい列にチェックを入れる
- To Type で変換先のデータ型を選択
- On Error でエラー時の処理を選択
- Preview ボタンで変換結果を確認
- Apply ボタンで変換を実行

以下の例では、bill_length_mm 列を string から float64 に変換しています。

データ型
MIDASで使用できるデータ型は以下の通りです:
| データ型 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
boolean |
真偽値 | true, false |
int64 |
整数 | 42, -100 |
float64 |
小数 | 3.14, -0.5 |
date |
日付 | 2024-01-15 |
datetime |
日時 | 2024-01-15 10:30:00 |
string |
文字列 | "Hello", "Tokyo" |
エラー処理(On Error)
変換できない値がある場合の処理方法を選択できます:
| オプション | 説明 |
|---|---|
| Set to NULL | 変換できない値を欠損値(NULL)に置き換える |
| Exclude row | 変換できない値を含む行をデータセットから除外する |
例:文字列 → 整数の変換
元データに "abc" のような数値に変換できない値がある場合:
- Set to NULL:
"abc"→NULL(欠損値) - Exclude row: その行全体がデータセットから除外される
プレビュー機能
Preview ボタンをクリックすると、変換結果を事前に確認できます。プレビュー画面には変換後のデータが表示され、Exclude row モードの場合は変換エラーが発生した行がハイライトされます。問題がなければ Apply で変換を実行し、問題があれば Back で設定画面に戻って修正できます。
変換の実行
Apply ボタンをクリックすると、新しいデータセット名を入力するダイアログが表示されます。名前を入力して OK をクリックすると、変換結果が新しいデータセットとして作成されます。
元のデータセットは変更されません。変換結果は常に新しいデータセットとして保存されます。
関連ページ
- Data Table - データの表示と操作
- データの準備と読み込み - データ型と測定尺度について
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